【二兎を追うものは一兎も得ず?】いえ、両方取りに行きましょう。

こんにちは、今回はトレードオンとトレードオフに関して書いていこうと思います。まず用語の説明からしていきます。

企業利益と顧客満足度は一定の関係がある

これ私自身知ったとき納得しつつ、でもおかしいなという考えに行き着きました。詳しくいうと顧客満足度を上げようとした時、企業にかかるコストがかさみ利益を生み出しづらいので、逆に利益を生み出すためにコストカットをした結果、品質を下げてしまうことにつながるが、企業からしてみたら、それが妥当だと考えているところも少なくない。確かに言わんとしていることはわからなくはないが、企業の利益のために品質を下げたものを提供するというのもおかしな話です。このどちらかをとったら片方を捨てなければいけない関係のことをトレードオフの関係といいます。ただこれって本質的ではなくて、顧客のためになる且つ利益もしっかり出せている企業も存在します。

利益と顧客満足度は比例関係にある。それが真のwin-winである

比例関係とは、どちらかが上がればどちらかが下がるという仕組みのことで、実際に実践している企業が存在しています。例えばクロネコヤマトの宅急便ですが、今では常識化した時間指定配達サービスですが、以前はこんな便利なサービスはありませんでした。これの出で立ちを説明していこうと思います。クロネコヤマトのような運送業界で悩みのタネとなっているものが、不在のため再配達という問題です。これ実はお客様からの要望もあり、時間指定配達を実施、そうすると、再配達が完全にではありませんが一定数は減り、輸送コストを抑え且つ顧客の要望に応えることで、顧客満足度をあげることができるというまさにトレードオンの関係を成立することができたのです。

本質的な経営をすることが一番早い

人に対して何が提供できるのか。何を価値として提供していけるのかをひたすら考える。最後に結果を出すか出さないかを分けるのが、与えている価値で決まります。その商品やサービスが必要あるいは欲しいものと認識されれば物は勝手に売れます。なので人にどんなものを与えることができるのかをひたすら考えることとで、トレードオンビジネスに乗ることができるでしょう。二兎を追うものは一兎も得ずという諺は一旦置いておいて、顧客満足度も企業利益もどちらも取りに行くことができるので、そこを狙えるといいかもしれないですね。では今回はこの辺で。