経験からものを語る人に注意!経験と実力は別物

最近バイトやら就活やらでものを経験で語っている人がいる中で、聞くたびに少し違和感をもっていたのですが、その違和感の正体を今回言語化する事ができたので、記事にしました。経験は確かにその人にしかない財産ではあるのですが、他人にとってはその人のストーリーでしか無いのです。そこで今回は経験と実力の違いについて書いて行こうと思います。

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 経験は過去のストーリー。聞きたいことはあなたがどういう人間なのか?

就活でよく聞かれる質問で学生時代に力を入れていたことって何ですか?という通称「ガクチカ」ですが、彼らの質問の意図は経験を聞きたい訳ではありません。たとえば、学生時代留学に言っていました。などの経験をいう人が居ますが、それはただの経験であり、へーの一言で終ってしまいます。そこで重要なのはあなたが留学を何のためにして、その目的を達成できたのか?できなかったのか?そしてそれを通して何を学んだか、心境に変化があったのか?というような様々な観点から学生のことを人事は見極めているのです。

経験だけだと再現性が薄い

経験でものを語る人に要注意なのが、これです。経験のみで話す人は実際に考えていないことが多く、なぜ成功したのか?なぜ成功させることができなかったのか?をしっかりと言語化することを怠ったために、次に同じような困難にぶち当たった時に同じように乗り越えることが出来ないかもしれないのです。このように再現性が見えないと、この人を採用して大丈夫なのか?と疑問に思われることになるのです。では再現性をどのようにして言えば良いのか?それを書いて行こうと思います。

再現性の作り方。それは何かをする時考えながら行うこと

結果は何から生まれてくるかはご存じですか?結果とは思考×行動で表すことができます。人は考えて行動して初めて結果というものに出会う事ができます。例えば、思考が10で行動も10だった場合、10×10で100になりますよね。しかし思考が1で行動が10であった場合、それは10にしかなりません。またそれは逆も然りであり、思考と行動のどちらも伴っていないと良い結果を見いだすことができないのです。つまり行動する時、ただ単に行動だけしていれば良いというわけではなく、しっかりと思考しながらでないと良い結果をだせないわけです。そしてこれは再現性にも関連してきて、実は何かを考えながらやってきた人はその都度、要因や原因などをひたすらなぜなぜなぜと考えているので、問題が発生した時にあの時こうだったからこうするか、と迅速な対応が出来るわけです。

では実力とは何なのか?

実際に思考が苦手な方やロジカルシンキングにあまり自信が無い方によくありがちなのですが、もう無理だと諦めてしまう事です。実際に私も苦手でしたし、いまだにこのような文章を書いてしまう甘々なロジカルシンキングですが、一方でかなり考える癖がついてきました。これでもかなり変わってきて、実際に何か問題や困ったという時に言語化できるようになって来ました。実際に直感派ではあったのですが、二年生の頃から考える考えるを口に出しながらやっていたら、少しは考えることができるようになってくるものです。そしてこの考える癖を使って問題を解決したり、また物事の効率を測ったりすることができる人を実力があるというと私は考えています。大事なのは言語化することです。言語化できないことはただ何となくやってみたとなり、結局再現性が無くなってしまいます。

さいごに

経験でものを語る人が教育係としてついてくれたら要注意です。実際に考えながらやっていつのではなく、直感で動いた結果できただけであっておそらくそれが最善かもわかりません。そしてこういう人に限って教え方がへたくそなんです。最近バイト先でも運営するプログラミング教室でも指導する立場に置いてもらっているので、かなり考えたりしているのですが、教えるってそもそも言語化出来ていないと、教える事が出来ないんですよね。考えて動いていれば、いざ効率の悪い働き方をしている人に対して論理的に伝えることが出来るんですよね。こうやれば出来るよ、って言うだけでは何でそうやるのかを相手が理解しない限りうまく伝わらないものなのです。

なのでこれを見てくれたかたであんまり考えたことなかったなとか、苦手だったなと言う人たちはぜひ考える癖を付けましょう。そうする事で言う事に説得力をつけることが出来ますし、何よりも実力が付きます。どうせ行動するなら結果をよくするために思考も強化していきませんか?

では今回はこの辺で。